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介護が必要となったきっかけ

M様　90歳　女　要介護1 M様は一人暮らしです。市内に住む長女が週に2回ほど訪問していました。T様は高血圧の薬などを飲んでいましたが、ある時、長女が訪問すると、次回の通院までまだ期間があるのに、薬の量が極端に減っていることに気づきました。M様が薬を飲んだことを忘れて何度も飲んでしまったようです。幸い、M様に体調の変化はありませんでしたが、長女様は認知症だろうと思い介護認定を申請しました。認定結果は要介護１でした。

本人・ご家族の希望

M様は明るい性格で、体も元気だったため認知症症状についてもそれほど気にしていませんでした。長女様は大きな問題とならないうちに気づけた事に安堵していましたが、やはり見守りが必要だと考えていました。本人が介護保険を使いたくないと思っていることを考慮し、せめて薬の確認だけでもお願いしたいと考えていました。

ケアマネジャーの提案

ケアマネジャーはM様の状態を確認、聞き取りを行い、まずは介護サービスに慣れることが必要だと感じました。そこで短時間のヘルパーを長女様の訪問することができない月曜から金曜までの週5日、訪問することにしました。また、必要以上に薬を飲んでしまうことが無いように、薬の保管場所をＭ様には分からないように長女様と決めました。

サービスを利用するようになって

はじめはヘルパーが来ることを鬱陶しいとＭ様は感じているようでした。しかし、明るい性格のＭ様との会話でよく笑うヘルパーに、だんだんと親しみを感じるようになっていったようです。 今はこのままのサービスを続け、このままの生活を続けたいと考えているM様の様子を見守りたいと思います。