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介護が必要となったきっかけ

N様　女性　85歳　要介護1 一人暮らしの女性で娘が二人います。以前より糖尿病を患っていましたが、認知症もあり薬を飲み忘れることが多く、血糖値が上昇し入院しました。退院後は介護保険を使った方が良いと病院の相談員に勧められたことがきっかけとなりました。

本人・ご家族の希望

長女とその娘は近隣に住み、度々自宅を訪問しています。次女も市内に住んでおり、仕事が忙しいため、週末のみ自宅を訪問しています。家族で協力しながらこのまま自宅で過ごせるよう、サポートしていきたいと考えています。また、家にいてばかりでは心も体も良くないと感じていたため、誰かと交流する機会がほしいと希望しています。

ケアマネジャーの提案

N様は自宅での生活において、できることは自分でしたいと考えていますが、同時にいろいろなことを忘れてしまうことに不安を感じています。その不安を解消することで、様々な意欲が向上することが期待しています。 日中、一人でいることはネガティブな思考になりがちで、また本人もおしゃべり好きなので週３日のデイサービスを提案しました。また、糖尿病による食事の管理も必要なので、配食サービスで食事コントロールや薬の飲み忘れはデイサービス迎え時に声掛けを依頼しています。また、家族も長女と孫、次女が曜日を決めてご自宅を訪問するようになり、飲み忘れの確認や家事や買い物のフォローをすることにしました。

サービスの利用を開始して

おしゃべり好きなN様はデイサービスには同年代の方も多く、すぐになじむことができました。デイサービスでも送迎車に乗る前に薬の飲み忘れが無いか声掛けをしてくれるので、体調も安定しています。 家族が意識的に頻繁に訪問してくれるのは本人にとって何よりうれしいようで、介護を通じて家族の絆が深まったようにも感じました。

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